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名誉社畜ブログ

けっこうな社畜ですが、いろんなことやってます

【解説】ところで囲碁のルール知ってますか?

囲碁

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DeepMindの囲碁AI「AlphaGo」が、イ・セドル九段に4勝1敗と勝ち越しました。

http://www.flickr.com/photos/30462197@N04/4342063861

photo by sakuto.no_sai

 

この戦いは、人工知能が人類を打ち負かしたということで大きな話題を呼びました。

ニュース、新聞、ワイドショー、ブログ、様々な媒体でこのニュースを目にします。

 

しかし、囲碁のルールってみなさん知ってますか?

多くの人が「オセロみたいな感じ」とか、「石で陣地を囲うんでしょ?」くらいにしか理解していないんじゃないかなと思います。

 

機械学習と囲碁、どちらも学生時代に少しだけかじった私が囲碁のルールと魅力を語りたいと思います!

あ、機械学習は今回は関係ありません。

 

勝敗のつけ方

①陣地が広いほうが勝ち!

 

単純明快なルールです。

細かく言うと、囲碁は黒(先攻)が有利とされ、日本では白(後攻)に6目半(6.5マス分)のハンデが与えられます。

0.5マスというのは引き分けが起こらないようにするためです。

 

もう一つルールがあります。

 

②相手の石を囲めば取ることができる!

 

はい、これだけ。

これだけ聞くとすごく単純に聞こえますよね。

しかしこの陣地というのが奥深く、それゆえ面白いのです。

陣地

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例えば上記のように黒を配置したとします。

この中心部分は黒の陣地のように見えますが、本当にそうでしょうか。

 

 

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こうなったらどうでしょう。

白の陣地に見えませんか??

この後に中心に白をおくと、黒4個を全部四方で囲むことになり、ルール②にあるとおり黒を取ることができます。

そんなとこに白置いていいの?と思われるかもしれませんが、既に四方を黒で囲まれていても、石を置くことでその黒石を取ることができるのであれば、そこに石を置くことができます。

 

それだったらどんどん外側囲めばいいだけじゃん!

と思われた方もいるかもしれませんが、そうではありません。

 

 

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こちらはどうでしょうか。

周りを白で囲ったとしましょう。

 

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こうなります。

 

先ほどと違って四方を黒で囲まれているところに1個白を置いたとしても、黒を全て囲むことが出来ないので、そもそもに白を置くことはできないのです。

2個同時に置くことが出来れば黒を囲めますが、囲碁は黒白1個ずつ交互に打ちますので。

 

こののことを『眼』といいます。

眼を2つ作ることができれば、そこはもう絶対に取られません。

なので眼を2つ作ればいいのです。

 

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ちなみにこれも眼は1個です。

黒の中に白を置くことが出来ます。四方は囲まれていないので。

そしてもう一回黒の中に白を置くと黒を全て白で囲んだことになります。

 

 

それではこんな詰め碁を。

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出典:詰碁

 

初心者向けです。

これ一見、白が右上に陣地を作ってるように見えるかもしれませんが、これも実は白が死んでいます。

黒が目を作るのを阻止できるんです。

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 ↑この黒がポイント

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 ↑もうこれで眼が1つしか作れないのがお分かりでしょうか

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 ↑もし白がこうきたら

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 ↑こう取ります。眼は1つしかできません

 

最後にはこういった細かい戦いになります。

ちゃんと眼が2つ作ることが出来るかを考えないといけません。

 

しかし実際は盤面が広く、その広い盤面上で無数の攻守ポイントがあります。

序盤から一生懸命『眼』を作っている場合ではないのです。

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こちらは適当に拾った棋譜です。

まだ戦いは中盤です。

もちろんまだ眼なんてありませんよね。

模様を広げすぎると、相手に陣地内に入られ眼を作られるかもしれませんし、模様を狭くしすぎて自分の眼を作ることに固執すると、相手に他の場所でもっと大きな陣地を作られてしまいます。

無数の選択肢がある中で少しでも陣地を広げられるよう、最適な次の一手を選択し続けなければいけません。

 

最後に

出来るだけ簡単に、面白く伝えたかったので省略している部分もありますが、こんな感じです。

 

陣地を取るという単純なルールの囲碁が、とても難しく奥の深いものだと少しでも感じていただければと思います。

そしてこんなにも複雑な囲碁で、コンピュータが人間を打ち破ったということに改めて驚きです。

 

なにより囲碁って面白くないですか??

www.cosumi.net

上記サイトはPCからだとWEBブラウザ上で遊べます。

是非一度やってみてください。

 

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9路盤サイズであれば勝敗もすぐにつきますし、ルールを覚えるのにぴったりです。

集中力が続かない子どもでも大丈夫。

子どもが小学生になったら一緒に遊びたいなと思っています。